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Denno Coil !  電脳コイルって?

COIL A CIRCLE OF CHILDREN
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感想

<7話終了時点の感想>

電脳コイルは長期戦のアニメだ。

7話でやっと主人公の「目的」が見えたんだけど、まだ弱い。ハラケンの研究仲間のカンナの事故死の原因と思われるイリーガルとは何なのかという謎が目的として出てきた。しかしこれは、ヤサコ本人の問題ではないのでストーリーの主軸として弱いのだ。

多くのアニメでは1話でこの作品がどういう方向で進んでいくのか視聴者に食いつかせるために「目的」が提示される。例えば、グレンラガンでは地上を征服しているガンメンと闘っていくという事、「大きく振りかぶって」は阿部に才能を見いだされたダメ投手の三橋が成長し、無名の高校が甲子園を目指す等だ。目的が提示されると視聴者はあれこれと予想ができ、ワクワクできるのだが、電脳コイルはそれをやっていない。5話くらいまで見て磯監督はどうやらそれを意図的にやっているみたいだ(or物語の構造上の問題か)。彼はそれよりも子供達の日常を序盤に見せておきたいと考えているようだ。磯監督は自身のホームページで語っている。

「電脳コイル」は失われた風景、失われたジャンルを扱っているのだと
自分では考えています。これは企画の一番初めから変わっていない気持ちです。
ちょっとだけささやかな抵抗を続けていこうと思います。

私はこれを読んで「電脳コイル」は長期戦のアニメだなと覚悟した。

<18話終了時点>

電脳コイルは2007年の期待のアニメ番組でした。2007年は近年まれに見る豊作の年になりました。電脳コイル以外にも、天元突破グレンラガン、モノノ怪、大きく振りかぶって、とまだ秋の番組がはじまって間もないのに三作品も傑作が出ています。どれも一般の人にも楽しめる作品ですね。こんなじょうきょうはなかなかないですよ。とにかく電脳コイルと叫びましょう!コイルコイルコイル!電脳コイル!

あんなメガネがホントに実現したらとそんなことばっかり最近考えています。いや、ばっかりってほどではありません。ですが、ロボットを作ることが人間を理解することのように、仮想現実の世界を考えることは人間の認識について考えることに通づるような気がしてます。電脳メガネはイマーゴと呼ばれる隠し機能が現実世界と仮想現実の境界を崩すツールとして描かれています。仮想と現実。そこにいる私は一人なのでしょうか?

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