出典:wikipedia
よく見る野鳥セキレイ
記事入力:2013/01/27
市街地ではすずめより遭遇率が高いかもしれない。近づいても警戒心は少なく、ちょこちょこ歩く姿はかわいい。 というわけで気になったので調べる。
右の写真はハクセキレイ。他に、セグロセキレイとキセキレイがいる。キセキレイはまず市街地では見ない。セグロセキレイは日本固有種。 足が長く歩くのが得意で、尾を縦にピョコピョコ振るのが共通。「庭たたき」「石たたき」の別名がある。 ハクセキレイはこのなかでも一番よくみる野鳥。観察していると非常に好奇心が強いのがわかる。 建物内に入りたそうに様子を伺うのをよくみる。
食性は雑食。コンビニの前で歩いているのはパンくずなんかを探しているのだろう。 近年、生息地を広げているようだ。私の地域だけではないなんだな。繁殖は寒冷地では一回、暖地では2回する。 1930年代まで、北海道出しかみられなかったが、1980年代には南関東まで勢力を広げ、2010年には九州でも観察されている。
セックスの鳥
尾を上下にせわしく振るのため古代の人はセックスの行為を連想させるらしい。
日本書紀でイザナギとイザナミが国生みのための性交の仕方がわからないところ、セキレイが一羽飛んできて頭と尾を振って教えたとある。
そこから、別名が「オシエドリ(教鳥)」や「コイオシエドリ(恋教鳥)」、「コイシドリ(恋知鳥)」がある。
アイヌの神話でも人間にセックスを教える話があり、セキレイはアイヌ語でオウチ・チリ(交尾する鳥)と言う。
また尾を振る動作から槌の動きを連想するのか土地を築いたりもしている。
古代日本でもポピュラーな野鳥だとわかる。